FXコラム

FXで勝ち残るために必要な『ルールを守る』重要性とその背景にある守れない原因

FXのルールとは

FXこれをやれば勝てる!FX高勝率手法!
検索すればたくさん溢れている情報ですが、どれも全て

『このルールでやれば勝てるよ』

というものばかり。
手法の正確さはさておき、そもそも そのルールを守る方法が知りたい!

FXのトレードにおいて、成功するための鍵の一つはルールを守ることです。さまざまな取引戦略やテクニカル指標はありますが、それらの効果は、トレーダーがそれらのルールを守れるかどうかにかかっています。

今回はルールを守ることを深掘りしてみました。

FXトレードにルールは必要?

ダウ理論・チャートパターン・マルチタイム・・・
色々な分析方法がありますが、トレードをするにあたり『根拠』の部分がとても大切ですよね。

『この形になったら入る』
『ここをブレイクしたら撤退する』
『勢いが強そう・・とりあえず入ってみる』

どれもざっくりですが、これはエントリーの根拠です。
ただ、大抵の場合エントリー時に考えた事が吹っ飛ぶくらい、チャートは逆や上下や・・・
いろんなところに動いて行きませんか?

最初に思い描いていたシナリオをどんどん越えて、自分の頭の中の妄想もどんどんついていかなくなる。。。

リアルトレードって大体こんな感じですよね。。。

そして、一旦ポジションを持ったら、全く信じられないような事をしてしまう。
1分前の自分は誰???となるのがリアルトレードです。

後で見返して『なんで??』となる度に考えます。

もしも、これが会社や学校だったら。

校則に『自分が取れないくらいの損切りをするな!』
ボスから『お前!損切りしなかったらクビね』と言われてたら・・

こんな大惨事にならなかったのに。

はい!ルールはやはり必要です。

ルールを守らないトレードを繰り返すリスク

ルールを守らなくてもうまくいく確率は50%です。

もしかしたらトレードを一生に2回しかしない人であれば、なんとかラッキーだけを引いて逃げ延びれる事もあるかもしれません。

でも・・・
3回4回 100回と繰り返していけば、いつかは 50%に集結する。

忘れられないあの日・・・

まだFXに出会って数ヶ月。
素早く落ちるのが楽だったのでショートのトレードだけをやっていました。
WT(ダブルトップ)と名前だけは知っていて、とにかくそれに近い形がきたら入っていました。利確は数分間で伸びた分だけ、損切りは曖昧に少しWTを越えても待っていました。
大抵の場合はWTっぽいだけに落ちてくるんですよね。。そして
あのドル円が永遠に上昇し続けた夏が来ました。どこかで落ちてくる・・・と思いながら・・・・確か 2週間くらいは待ったと思います。もちろん 今まで少しだけプラスになった利益はとっくに飛び、入金もしましたが、
綺麗にロスカットされました。

50%の確率だとしても損する金額は 50%ではありません。

FXトレードルールを行動学的に守れるようにする

最近読んだ本(正確にはオーディオブック)

『何歳からでも結果が出る 本当の勉強法』

『めんどくさがりの自分を予定通りに動かす科学的方法』

この行動心理学がとても心に響きました。
それも踏まえてルールを守る現実的な方法を考えました。

自分を知る

まずは自分の行動パターンを記録します。

自分の場合、朝9時前後の大きな動きには乗りたくなる。
エントリー5分以内にに利益になっている時は早く利食いたい。
他通貨を監視していると最初に分析した内容は忘れている。

など、過去のトレード日記などを読み返しながら、なんでもいいから書き出します。

そして大切なのは
『こんなことしたのはなぜか?』ではなく、この行動と結びつくトリガーは何か?を深掘りすることが重要とのこと。

例えば

他通貨を監視していると最初に分析した内容は忘れている

他通貨を見ることで分析量が増え、全体の流れが見れたと満足する

満足し、勉強しただけでは稼げないので、
修正案を考える。

他通貨を監視していると最初に分析した内容は忘れている

通貨を絞る

分析後、見える所にシナリオを貼っておく

こんな風に今の行動のトリガーになったのは何か?を探り、小さな1歩でどう修正すればh自分のゴールに辿り着くのか?
を考えるのが、目標達成への近道です。

ルールを守る仕組みを作る

本の中では色々と脳科学的なエビデンスを教えてくれていますが、1番心に残ったのは
『低すぎる目標設定』でした。

こんな目標じゃ簡単にクリアできてしまう。。。それを明確にクリアし、できたら
チェックシートやノートにできた!と記録する。

脳が快感を覚えてまた次もできるようになり、繰り返すうちに大きな壁もこえていけると言うもの。

これならシンプルだし、できそうですよね。

❶低すぎる目標設定
❷できたら、できたことを褒める
❸繰り返し歯磨きのように何も考えずできるようになる

 

 

トレードルールを守れない自分がやる事

❶チャートにテキストでルールを貼る

これならできるかも?と思えるルールをいくつか書き出し、いつでも見えるチャートにテキストで書きます。

自分の場合は1本目は1:1で取れていても2本目の保有目標がなかなかできないのに、変なところで粘ってしまって1本目分もマイナスになることがあるので。

各抵抗帯に書きました。

❷チャートにシナリオを書いてロングとショートの方向性を見ておく

これは描画ツールのパスで、買いたい人と売りたい人のシナリオを書いておきます。
時間と共に変化していったら少しずつシナリオも動かして。

 

❸答え合わせをどんどんメモする

もちろん相場は自分ののシナリオは無視し放題なのですが、実際はシナリオにあった動きがきたらエントリーを考えればいいので、とにかく1方向の目線で視野が狭くなる事への予防として、両方の目線を考えておきたいです。

短期トレードの場合ほんの1波取れたらそれで終了なので、両方のシナリオを考えて忘れても確認できるようにしておきます。

ただ、これはかなり邪魔でチャートが見えにくいので、O N \OFF切り替えて時々見れるようにすればOK。

❹エントリー時に最低限の損切りを入れる

エントリーしている会社の設定にもよりますが、
『決算注文 指値・逆指値』の部分の逆指値を入力。

自分の場合は大きくても20pips以内の所しか狙わないので、逆指値も20pipsで設定しました。
そもそも20pips損切りになるエントリーはしないのが前提ですが、ポジション保有し耐えてしまう自分の存在を消す方法は他にありません。

また、念の為『条件指定全決算』=oo円になったら全部決算する。
ここを証拠金の2%に設定しました。

 

この4つの点を『弱点を克服する行動』として継続していくことにしました。

まとめ

トレードでルールを守ることは当たり前。
検証したのなら尚更・・・

確かにそれができれば簡単だし、逆に手法をAIに任せれば簡単ですよね。
でも、どんどん変わっていく騙し合い・・・秩序の少ない世界ではAIでは成果が上げづらいんだと思います。

だとしたら、トレーダーは自己分析を行い、自身のトレード行動パターンを理解し、行動心理学の原則を活用することが重要です。

自分の行動を分析した上で簡単な目標から1歩ずつ成功を目指しましょう!!