FXコラム

FX初心者の時に知りたかったリスクリワードの考え方:シンプルに資金を増やす

「FX初心者のトレードリスク:リスクリワードの重要性」

FX初心者がトレードを始める際に直面する最も重要な要素の1つは、リスク管理です。リスクリワードの概念を理解することは、成功するトレーダーにとって不可欠なスキルです。

この記事では、FX初心者の頃リスクリワードの本当の使い方が理解できず、
1:1ならいいのかな?くらいで考えなかなか資金が増えなかった経験を踏まえ、がリスクリワードを理解し、トレードで資金を増やすためにどのように活用できるかを書いていきます。

リスクリワードの基本

リスクリワードは、トレードで取るリスクに対して得られるリターンの割合を表します。つまり、トレードでリスクを取ることができる金額に対して、どれだけの利益を期待できるかを計算することです。

リスクリワードを一定にすることで、損切りしても勝てる!トレードスタイルをリアルで実践することができます。

リスクリワードの計算方法

現在私の使っている計算は以下の内容です。

① 勝率50% リスクリワード1:1.5以上

② 勝率60% リスクリワード1:1

③ 勝率70% リスクリワード1:0.72

④ 勝率80% リスクリワード1:0.5

⑤ 勝率90% リスクリワード1:0.3  

今自分がエントリーする位置から利確位置まで何pips利益があり、反対に損切りする場合は何pipsあるか?
これを最初に決めておくことです。

私はトレビューのこの部分『ロングポジション』『ショートポジション』を使って
大体のリスクリワード(以下RRと記載)を計ってからエントリーを心がけています。

このサイドバーからエントリー方向を選び、

どのくらいのRRかを把握しておく。

この場合1:1.4なので勝率55%以上なら資金は増えていく。

注意点

ただ・・・ここまでは分かりますが、実際のエントリーは検証や自分のシナリオ通りにはいかず・・RR1:0.5のところでどう見ても下げてきている→『利確しよう』

いやいやルール通りだ!まだ保有するぞ→『結果損切り』

それならば!RRを見て利確と損切りを入れてチャートを閉じてしまおう!→『ヒゲで切られてから利確ポイントまで』

なかなか理想通りにいかないんです〜〜〜。。

リスクリワードを向上させる方法

❶検証する

毎回出てきますが・・・検証!
これは今からエントリーするエントリーがどれくらいの勝率があるか?
エントリー前に知らないとRRの計算ができないですね。

なので、まずはこの形がきてエントリーするなら ここまでいくだろう・・
それならRRは1:1だな。
とエントリー前に計画し、記録します。

結果を振り返り、実際の検証結果に近づけるようRRを設定します。

単純に検証を繰り返すことでツールの使い方に慣れるので、短期トレードの際に素早くRRをイメージすることが簡単になってきます。

 

https://japatabi.work/2024/01/21/fxverification/

 

❷ロットを分ける

1回のエントリーで最初から思い通りの方向に動くのは50%。
それなら『大体この辺』での打診トレードで1本エントリーし、数本に分けていく方法があります。

これは損切りする時の金額や本数を計算していく必要がありますが、勝率を上げるのには効果的。

私は小さなロットで1回目2本を入り→ドン!と伸びたら(2~3pipsでも)1本利確
→方向が合っていると考え2回目1本追加→1本目は1:1利確 2本目を伸ばす

この方法を使っています。
1本目の利確で少し+になってスタートできることと、その後1:1での利益が確保できた状態で2本目以降を1:1以上まで保有できれば 勝率60%以上なら確実に資金が増えていきます。

逆に損切りの場合1回目のトレードの2本のみなので

勝ち 3本
負け 2本

この時点で、RRも良くなる方法です。

❸建値保有

エントリーし少し含み益が出たら建値にし、勝率をとにかく上げる方法。
これなら勝率が確保されるので、RRが1:0.5位でも資金は増えていく計算になります。

が!私はこの建値保有がとても苦手です。

トレードの時間軸(1時間や4時間)が長いエントリーの場合有効だと思いますが、
5分足でエントリータイミングを見ている場合、波を作って動くので戻ってきてから更に・・・のような場面が多く何度かトライしましたが、なかなか成功せず。

今後の自分の課題でもあります。

成功事例紹介

今週のエントリーでの事例を紹介します。

エントリー手法*抵抗帯(水平線やピボット・キリ番)での反転狙い(上位足に順張り)

1時間足で反転しそうな水平線を引く
5分足で近づき、反応し20MAブレイクorカウンターブレイクでエントリー

エントリー前

EUR /JPY 4月5日(金)エントリー前のチャートです。
夜中に大きく下げてきて1時間水平線で止まり、キリ番付近で波を作っていました。(8:30)
日足4時間は上昇トレンド、1時間では安値を切り下げていました。

RR考察

キリ番を背にして、2点反応しているカウンターをブレイクしてエントリーならRR1:2。
この場合勝率40%でも何度か繰り返せば資金は増えるので、タイミングがきたらエントリーすると想定しました。

9:00に陽線が出て、9:05陰線ここで1回目の2本をエントリー。

カウンターに届く前の1本目は4pipsで決算。
その後もう1本追加しました。

決算

想定していたところまで2本目が到着決算
*が・・ここで一瞬でヒゲで戻され、1:2までのところは取れましたが、少し伸びていたところは戻されました。

3本目は再度戻されたヒゲ近くまで待って利確。

4pips+14pips+29pips=47pipsプラス

このように最初にRRを考えたシナリオを設定し、最低でも1:1の場所を狙うようにすれば自然に資金は増えていきます。

今回の3本目はラッキーな事に再度下落してくれましたが、朝のこの時間は全戻しする事もあります。
この場合 最初の2本分の利益が消えないように逃げます。

今回はリプレイ機能を使って例を書きました。
実際リアルではこの一瞬の間に色々な事を考えます。
『やっぱりさっき逃げた方がよかったか?』
『もしかして全戻しするのかな?』

この考えた事でRRはどんどん変化してしまうので、どんな時も1:1は待つ!
それ以外は例外もあり・・・のようにルールを一貫する必要があります。

 

私は1本目を微益で利確しておくことで、戻されても少しプラスになっている。
この『少しプラス』部分が安心できるので、この方法にしています。

もちろんストップを入れてチャートを見ないのもありだと思います。

皆さんのスタイルを見つけてくださいね。

 

結論

最初は検証通りにエントリーができないのが当たり前。
そして検証した内容は過去なので、リアルでは全く違うものが現れます。

そんな時、1:1なら勝率60%これを思い出してください。

あ!60%でいいんだ〜。
少し安心して分析できると思います。

そこで優勢の高い場所を少し待ってエントリー。

終わったら反省分析していく。

これを繰り返せば必ずお金は増えていきます。

シンプルな考え方ですが、私はここを理解するのにとても時間がかかりました。
ぜひ!早めに知って頂き資金を増やしていけますように!